芸能界のスキャンダルが跡を絶ちません。そこには人間の性を食い物にし、飽くことを知らない人間の貪欲が渦巻いています。
しかもそれを正しく裁くことのできない社会の曖昧さを強く感じます。善悪の明確な判断基準を持たない私たちの社会はどこに向かっていくのでしょうか。
聖書は語ります。「地上的なもの、すなわち、みだらな行い、不潔な行い、情欲、悪い欲望、および貪欲を捨てさりなさい」(コロサイの信徒への手紙3章5節)と。
これらの思いはすべての人間の心の中からわきあがってきます。理性で押さえつけようとしてもなかなかコントロールできません。
なぜならば、生まれながらの人間には罪があるからです。人間を善い者として造られた神に背を向けているという罪です。
この罪のゆえに私たちの心には忌むべき様々な思いがわきあがってくるのです。どうしたらよいのでしょうか。
さらに聖書は語ります。「上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないようにしなさい」(コロサイの信徒への手紙3章2節)と。
イエス・キリストという神は、私たち人間がどうしてもコントロールすることのできない罪を背負って十字架につけられ、私たちの罪の身代わりとして
死んでくださいました。しかも三日目に死者の中から復活して、新しく生きることのできる命を獲得してくださいました。
このキリストを罪からの救い主と信じるならば、私たちの心はキリストがおられる天へと向かいます。忌むべき思いで心がいっぱいになったときにも、その心は天へと向かいます。
その時、わたしたちの心には罪の赦しが与えられ、神の平和が満ちあふれ、安らかな心を取り戻すことができるのです。