最近買い物をしていて思うことですが、食料品の値段がどんどん上がっています。一つの食料品が20円、50円、100円と値上がりしています。
一方で、働いている人の賃金がなかなか上がりません。ほとんどの人たちは買い物の品数を減らしたり、値段の安い物を買ったりして生活を防衛しているのではないでしょうか。
明らかに社会が経済的に貧しい方向へと向かっている気がします。
旧約聖書には、神の言葉を聞いてそれを人々に語る預言者という務めを果たしていたエリヤという人が登場します。サレプタという町に一人の女の人が住んでいました。
その地方は長い間、雨が降らなかったので、食べる物がほとんどなくなってしまいました。神は預言者エリヤをその女の人のところに遣わして語らせました。
「パンを一切れ、手に持って来てください」と。女の人は答えました。「わたしには焼いたパンなどありません。ただ壺の中に一握りの小麦粉と瓶の中にわずかな油があるだけです。
わたしは二本の薪を拾って帰り、わたしとわたしの息子の食べ物を作るところです。わたしたちは、それを食べてしまえば、あとは死ぬのを待つばかりです」と。
しかし預言者エリヤは言いました。「まずそれでわたしのために小さいパン菓子を作って、わたしに持って来なさい。その後あなたとあなたの息子のために作りなさい」と。
女の人はどうしたでしょうか。預言者エリヤの言うとおりにしたのです。すると、壺の中にある小麦粉は尽きることがなく、瓶の油はなくなりませんでした。
聖書は私たちに、どんな状況に置かれていても、まず神が語る聖書の言葉に耳を傾けるように、そしてその言葉にそのとおりに従ってみるようにと語りかけます。
世の経済的状況が厳しくなる時にこそ、どうか聖書が語りかける神の言葉を信じてその通りに従ってみてください。神は必ずあなたに相応しい答えを備えてくださいます。