私たちにはどこから来たのでしょうか。お母さんから生まれてきました。でもそのお母さんはどこから来たのでしょうか。おばあちゃんから生まれてきました。
ではおばあちゃんは?だんだんと分からなくなってきます。聖書は、人間は神様が造られたと語っています。すべての人は神様によって、本当に大切な人として造られました。
しかもすばらしい人として造られました。一人ひとりには長所も短所もあります。でも私たちを造られた神様の目から見れば、すべての人は本当にすばらしい人なのです。
でも、私たちはある人の短所が気になると、その短所を必要以上に取り上げて、その人を追い詰めることがよくあります。これはいわゆる「いじめ」です。
みんなで一人の人の短所を取り上げるという大変卑怯な行動です。でもなかなかこのような「いじめ」がなくなりません。どうしたらよいのでしょうか。
一人ひとりにはたくさんの短所があるので、すべての人がいじめの対象になってしまいます。
でも「神様がわたしたち一人ひとりを本当に大切な人として造られた」ことを思い出すとどうなるでしょうか。
私が神様によって本当に大切な人として造られたのと同じように、隣にいる、いじめられている人も、神様によって本当に大切な人として造られました。
そのことを思い出すとき、そして私を造ってくださった神様がいることを思い出すとき、私たちは隣にいる人を本当に大切な友達として尊敬できるようになるのです。